二極化が進む現役看護師の向学心

 現役看護師として医療や介護に携わっていると仕事が忙しくなりがちです。
それだけで精一杯になってしまって私生活も疎かになってしまうケースも多く、なかなか仕事以外の部分に時間を割けない看護師も多いのは確かでしょう。
仕事に追われながらも時間をうまくやりくりする方法を徐々に見出していくのも現役看護師にはよくありますが、その使い方も人それぞれです。
看護師として資格取得して働けるようになったからには高みを目指したいと考える人も大勢います。
するとできた時間は勉強に費やしてスキルやキャリアをつけられるように努力するようになるでしょう。
一方で、仕事に一辺倒になってしまわないように私生活を重視する人もいます。
それが結果的に仕事の能率を上げることにつながる場合もあるでしょう。
そのような看護師は現状として行わなければならない仕事を正確にこなしていくことを重視する傾向があります。
必要なことを確実にこなせるようになるという意味で勉強しているとも言えるかもしれません。
しかし、向学心について二極化が進んでいるのは明らかでしょう。
必死に時間を作って新しいことを勉強し、看護師としての幅を広げていこうとするのが一つの傾向です。
それに対して、新しいことに手を伸ばそうとはせず、必要最低限のことを着実に行えるようにしていくのに執着するのがもう一つの傾向となっています。
このような二極化の傾向が強まっているのが現役看護師の実情です。