勉強法は自己学習だけではない

 日々、進化している医療技術。それに伴って看護の知識や技術も変化していきます。
現役看護師はその変化に追いつくために、どのような勉強をしているのでしょうか。
多くの病院では2、3ヶ月に一度くらいのペースで院内教育が開催されます。
そこには看護師だけでなく医師、薬剤師、技師など病院で働くすべての職種が集まり、新しい医療技術や流行中の病気などについて学びます。
これは各職種が注意すべき点なども学べるため、多角的な知識が得られます。
日本看護協会をご存知でしょうか?
看護協会は現役看護師だけでなく、これから職場復帰しようとしている看護師などのために定期的に講習会などを開いています。
こちらは有料なことが多いですが、看護技術の基礎から最先端までをスペシャリストから学ぶことができるので人気です。
他には、製薬会社や医療機器メーカーが病院内外で開催する勉強会があります。
これは主にその会社の新製品や病院が新しく導入する機器などについてになりますが、これまでの知識を超えた新たな学びが得られることが多く、とても有用です。
また、病棟内で看護師たちが、時々医師などを交え、その科に特化した内容の勉強会を開くことがあります。
お題は、そのときの患者さんに関連した問題や新たな治療方法などについてです。
こちらはその科で働く看護師として知っておかなければならないことがメインであり、また患者さんに直接関わることが多いので非常に大切です。
このように現役看護師たちは自己学習に加え、様々な機会を利用して日々自己研鑽しています。