定年後も生涯現役で働く看護師の心構え

看護師の定年は、病院によって60歳あるいは65歳というのが一般的です。
ですが、なかには70代、80代、なんと90歳を過ぎても看護師として働いている人たちがいます。
看護師免許は返納する必要がありません。そ
のため、定年を過ぎてもパートあるいは正社員として再就職して働き続けることは可能なのです。
「生涯現役で、可能な限り働いていたい」という人にとって、看護師はまさに理想の仕事です。
定年後にも、看護師の仕事を続けたい場合、看護師ならば60代、70代の求人を見つけるのはそれほど難しくありません。
入院施設もある大病院や大学病院は、体力のある若いスタッフを求めていますが、高齢者の介護施設や地域に密着した小規模クリニックは、患者や利用者にゆっくり寄り添うことのできる、経験豊富な看護師を求めていることが多いのです。
もちろん、一般病棟で働くことも可能です。
現在、看護師はどこの地域でも人手不足が深刻ですから、即戦力となる看護師はどこでも重宝されます。
若い看護師と同じようには動けなくても、正確さ・勤勉さでは決して負けていません。
70〜90代の生涯現役で働く看護師にどんな心構えを持っているか聞くと「前向きでいること」「何でも人に頼むのではなく、自分にできることは自分ですること」だと言います。
別の看護師は「体が動く間は続けたい」と心構えを話してくれました。
高齢になっても自分の知識やスキルを役立てる事ができる点で、看護師は他の仕事にはない魅力があります。